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金岡 保之 2020-2021年度会長 挨拶


 2020-21年度RIホルガー・クナーク会長は、今年度のテーマを「ロータリーは機会の扉を開く」(Rotary Opens Opportunities)とされました。ロータリーは、クラブに入会するというだけでなく「無限の機会への招待」でもあり、リーダーシップの機会、奉仕のアイデアを実行に移すため世界を旅する機会、そして生涯続く友情の絆を築く機会を与えてくれ、私たちのあらゆる活動が、どこかで誰かのために機会の扉を開いていると解釈されています。

 国際ロータリー第2730地区、風呂井敬ガバナーは、本年度の地区テーマを「不易流行・ロータリーの基本を堅持し変化に適応するクラブを」と述べておられます。不易流行(ふえき-りゅうこう)とは、江戸時代の松尾芭蕉の俳諧理念の一つだそうです。いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくことを意味します。

 そこで、宮崎アカデミーロータリークラブのテーマを『伝統と革新のクラブづくり』と致します。私はロータリークラブに入会して早20年が経ちました。ロータリーを通じて数多くの学びや成長の機会を頂きました。それは親睦と奉仕の精神を重視するロータリーの伝統から来るものです。一方、世の中の急速な変化に適応する為にクラブの革新も必要です。そこで、ロータリーの伝統的な良さを守りつつ、時代の変化に応じて柔軟に機会(チャンス)を増やす、進化のためのクラブ運営を目指したいと思います。

 例えば、昨年度からは成合修会長のリーダーシップのもと、講座の講師はすべて、宮崎アカデミーロータリークラブの会員で構成された、宮崎大学の学部生向けの『ライフプラン作成のためのキャリアデザイン講座』が新しく始まりました。本学の大学生は、各方面の組織のリーダーでプロフェッショナルである講師から実践知を学ぶ貴重な機会を与えられます。このプログラムをしっかりと継続することにより大学に設置されたロータリークラブとしての特徴を生かしたいと思います。さらに、地域社会や国際社会の様々な場面で機会を生み出す様な革新的なクラブづくりをみなさまと共に行いたいと思います。

 

 宮崎アカデミーロータリークラブ会長

金岡 保之

RI会長 挨拶


 

 

テーマ「ロータリーは機会の扉を開く」


会長ホルガー・クナーク


2020年国際協議会RI会長エレクトのテーマ講演


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ホルガー・クナーク会長エレクト時の挨拶
ホルガー・クナーク 2020 年国際協議会 RI 会長エレクトのテーマ講演.p
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2020-21 年度 国際ロータリー会長 ホルガー・クナーク氏のメッセージ

Holger Knaack(ホルガー・クナーク)

Herzogtum Lauenburg-Mölln ロータリークラブ所属

(ヘルツォークトゥム・ラウエンブルク・メルン RC)ドイツ

 

今は楽観視するべき時ではないと思われるかもしれませんが、今こそ楽観視するべきなのです。ロータリー創立のずっと前から、人類は進歩と忍耐という能力を試すような重大な危機に見舞われてきました。ロータリーの時代になり、さらに数多くの悲劇に直面してきました。それを乗り越えて人類は今に至っています。そして、ロータリーは常に世界を癒すために尽力してきました。

 

どの危機も、再生と成長の機会なのです。新型コロナ危機が始まったばかりの頃、「ロータリーは機会の扉を開く」という会長テーマをサンディエゴで開催された国際協議会で発表しましたが、これは私が長年にわたって信条としてきた言葉です。

 

ロータリーは入会したクラブがすべてではなく、そのクラブを通じて機会の扉が開かれます。ほかの人たちや自分自身のために機会を生みだすために私たちは活動しています。小さなことでも、大きなことでも、ロータリーの奉仕行為は助けを必要としている人びとのために機会を生み出します。そして、ロータリーはあらゆる人びとのために、より豊かで、より有意義な人生を、世界中の友とともに中核的価値観に基づいて送るための機会の扉を開くのです。

 

政府や団体はロータリーの活動にとって大きな意味合いを持つ公衆衛生のパートナーシップへの理解を深めています。自粛生活の中で絆を求め、地域社会の助けになりたいと願う人びとは、ロータリーが創立以来掲げてきた理念を信奉するようになっています。

 

これは朗報ですが、これまで以上にロータリーが活躍する機会が増えているからといって、成功が約束されているわけではありません。世界は急速に変化しています。それは、今回の危機が始まる前からのことです。お昼の例会からオンラインの会合への移行が始まりつつありました。会合の大半がZoomやSkypeで行われるようになる前から、ソーシャルメディアで友情がつちかわれ、旧交が温められ、交流が行われるようになっていました。若い世代には奉仕への強い欲求があります。が、ロータリーのような団体で重要な役割を任せてもらえるのかどうか、違う種類のつながりを築く方がより大きな影響を及ぼせるのではないか、と私たちは問われています。今こそ、すべての選択肢を検討して、新しい方法を試し、ロータリーを未来に向けてそなえる時です。

 

コロナ禍で誰もが変化に適応せざるを得ませんでした。これはよいことです。ロータリーの新しい行動計画では、適応能力を鍛えるように呼びかけています。しかし、適応するだけでは充分ではありません。この新しい時代の問題に対処し、世界が切実に必要としているロータリーになるためには、私たちは変わらなくてはなりません。それも、劇的に。

 

それが、今年度だけでなく、今後のロータリーの課題です。理想を実現するための手立てを求めている若い世代の考えやエネルギー、やる気を心から歓迎し、新しい時代に合わせてロータリーを変えていけるかどうかは私たちにかかっています。これまでの活動をただそのままオンラインに移行するのではなく、デジタル時代に完全に適応した団体にならなくてはなりません。

 

 

世界はこれまで以上にロータリーを必要としています。今後何世代にもわたってロータリーが機会の扉を開いていくようにできるかどうかは私たち次第です。 

 

(ホルガー・クナーク会長からのメッセージ 2020.7 国際ロータリーHPより)


RI2730地区 2020-2021年度

 

風呂井敬ガバナーからのビデオメッセージ